新しい端末と今後の行方

かつて「Motorola」という巨大な企業がありました。

電子・通信機器を扱っていて、携帯電話では「Nokia」に次いで世界第二位のシェアを誇っていました。

Startac
Photo by GIZMODO

「StarTAC」はコンパクトでインパクトがあり、名機でした。

携帯電話ではおおいなるシェアを有していましたが、スマホの波に乗り遅れ、次第にシェアを落としていくことになります。

また、通信システムに固執し、「イリジウム」システムという66個(当初は77個)の通信衛星を用いて「どこでも」通信できる環境の構築に邁進した結果、莫大なコストを掛けたにもかかわらず、利用者が伸び悩んで出資した「イリジウム」は破産に至りました。

半導体事業では「Power PC」というプロセッサーの開発、製造にも携わっていて、Appleの「Power Mac」などに供給もしていました。

下火になってしまったモトローラは「モトローラ・モビリティ」と「モトローラ・ソリューションズ」に分割されます。

更に現在では「モトローラ・モビリティ」が中国「Lenovo」の傘下に、「モトローラ・ソリューションズ」がアメリカ「ゼブラテクノロジーズ」の傘下になってます。

「モトローラ・モビリティ」はスマホの製造、販売を担っていますが、最近ではGoogleブランドとなる「Nexus 6」が登場し、息を吹替えしつつあります。

Moto_X
そんな「モトローラ・モビリティ」ですが、新作として「Moto G」「Moto X Style」「Moto X Play」の3機種を発表しました。

OSは最新版の「Android OS 5.1.1」(Lollipop)となっており、CPU、ディスプレイサイズ、ディスプレイ解像度などやデザインを見てみると、魅力的な端末となっています。

楽しみな端末なので、今後の販売拡大を見て行きたいと思います。

さて、かつて世界シェア第一位だった「Nokia」も今は面影もなく、Microsoftの傘下と「本家(?)」と分割されています。

いくつかの端末を細々と出していますが、以前の様な勢いは全くありません。

Nokia
スマホはMicrosoftが「Nokia」ブランドで出していますが、まもなくMicrosoftによる「Nokia」ブランドの使用期限が到来するため、「本家」が「Nokia」ブランドの端末を出すかもしれないという記事もあります。

かつての世界第一位と二位の復活、楽しみに待ちたいと思います。

因みに、「MobiControl」はモトローラソリューションズ(現、ゼブラテクノロジーズ)製の「ET-1」「TC-55」を「Android Plus」として対応しており、一般的なAndroid端末より拡張された機能を提供しています。

Stagefrightの脆弱性

Windowsフォントドライバーに関する脆弱性に対処するため、マイクロソフトが緊急パッチを配布したことを先日の記事にしましたが、Androidでも重大な脆弱性が発見されました。

この脆弱性はMMS(Multimedia Messaging Service)により送られた動画から、悪意のあるコードが実行されてしまうというものです。

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Image by Zimperium Mobile Labs

Android端末には動画を処理するライブラリーに「Stagefright」があり、この部分で悪意あるコードが実行されて、端末が乗っ取られてしまう可能性があるとのこと。

端末利用者に気付かれずにコードの実行が可能となるため、知らずに「トロイの木馬」と化した端末を使い続けることに陥るかもしれません。

Zimperium Mobile Labsのプラットフォーム調査・開発担当のJoshua J. Drakeさんはこの脆弱性の影響を受けるAndroid端末はOS2.2(Floyo)以降であり、全体の約95%に上るとの事です。

Android_OSver
Data on June 1, 2015.

なお、OS4.3(Jelly Bean)以前の端末が最も深刻であり、現在でもAndroid全体の約48%の端末が該当します。

Zimperiumではこの脆弱性の報告をGoogleに行うと共に、パッチの提供をしました。

また、Googleもメーカーにパッチを提供済みとしていますが、現実的なパッチ提供はメーカーやキャリアの「準備」が必要となるため、状況についてはメーカーやキャリア次第というところが歯がゆい部分ですが、キャリアやメーカーのサイトを確認下さい。

パッチが提供されるまでの対応として、『MMSの自動受信をしないこと』が推奨されており、GoogleハングアウトやメッセンジャーなどのMMSアプリを利用している場合は各アプリの「設定」でMMSメッセージの「自動受信オフ」にした方がいいかもしれません。

様々なOSで重大な脆弱性が発見された場合は引き続き、アナウンスを進めたいと思います。

ところで、緊急バッチを配布したマイクロソフトですが、本日(7月29日)から「Windows 10」へのアップデートが開始されています。

Windows10

順次通知が届く様で、まだアップデート準備完了の通知が届いていませんが、非常に優秀なOSらしいので、アップデート通知をとても楽しみにしています。

残念ながら、目玉となる「Cortana」は日本展開が若干ズレての提供の様ですが、きっと素晴らしい体験を与えてくれるでしょう。

また、IEに代わるブラウザーとして登場する「Edge」の使い勝手も気になるところです。

鉄道業界にも浸透するiPad

先日、教育業界でのiPad導入について触れましたが、今回は鉄道業界でのiPadの導入についてです。

数日前に東京メトロが全駅にiPad導入し、改札口などで案内に活用するというニュースがありました。

東京メトロでは2010年からサービスマネージャーがiPadを活用した利用客への案内サービスを行っていましたが、それと並行して2014年5月からは一部の駅において、駅社員を対象に試験運用をしていました。これが好評だったため今回の採用が決定したそうです。

使用端末は「iPad Air 2」870台で、導入効果としては、
①案内サービスの品質向上
②音声翻訳アプリを使用した多言語への対応
③輸送障害時における駅事務所と改札口間の情報共有
などがあげられるようです。

ついに東京メトロにも全駅にiPadが配備されることになったんですね。

JR東日本では数年前から乗務員に、昨年から駅員や技術系の社員向けにiPadを導入していたので、これで都心の鉄道での移動もますます便利になること間違いなしです!

 
すでにiPad導入済のJR東日本では、電車の運行が乱れているときのご案内時だけでなく、空きロッカーの検索、テレビで紹介されたお土産の販売場所まで、あらゆる要望に応えるためにiPadが利用されています。

iPadを使用しない時との差はわずか数分かもしれませんが、その数分がクレームの削減に繋がることもあるかもしれませんね。

 

ここ数年で著しい活躍が見られるスマートフォン・タブレットですが、次はどこで活躍するのでしょうか?

 
その活躍を支える影の立役者「MDM(モバイルデバイスマネジメント)」の存在も、お忘れなく!

電磁波(電波)の影響 その後

電磁波(電波)が精密機器に及ぼす影響について、以前に記事にしましたが、総務省は「各種電波利用機器の電波が植込み型医療機器へ及ぼす影響を防止するための指針」を改定しました。

現在使用されている植込み型医療機器の中から網羅性を確保して選定した30台(植込み型心臓ペースメーカ14台、植込み型除細動器16台)のうち、2台の植込み型心臓ペースメーカで1.5cmの距離で影響が出たとされています。

ただし、この時は「携帯側の電波は最大」「植込み型心臓ペースメーカの感度も最大」という条件の中での反応だったので、実際の影響は「ほぼない」と言えそうです。

しかし、現在の指針は諸般の事情を考慮し、「15cm程度離すこと」となっています。

先月実施された検討会では「15cm程度離すこと」については維持するものの、影響については更に突っ込んで「調査において影響が確認された距離まで電波利用機器が近接したとしても、実際に影響が発生するとは限りません。」との表現が使われています。

関西の鉄道会社では指針を受け、従来の「優先座席付近では携帯電話の電源をお切りください」から「優先座席付近では、混雑時には携帯電話の電源をお切りください」のとのアナウンスに変更しています。

安心して電波利用機器を使えますが、やはり前々から電磁波(電波)の医療機器に対する影響について不安を持っている方は多いと思います。

限りなく影響が低くなってきていることを徹底周知して、少しでも不安を払拭する方向へ導くと共に、電波利用機器使用者も以前から制限されていた場所ではなるべく誤解を受けぬ様な行動をしたいものです。

指針と取り組みについては、今後も追っていきたいと思います。

iOSがWindowsを抜く

Apple Watcherとして定評のある「9to5Mac」は2015年6月時点で、iPodを除いたiOS端末がWindows PCの販売台数を上回ったと報じています。

iOS_Sales
直近の3ヶ月(第3四半期)ではiPhoneが4,700万台とiPad1,090万台の合計5,790万台を販売したとしています。

これにより、年間を通しての販売台数でWindows PCを超えたとしています。

この四半期で496億ドル(約5兆9,520億円!)の売上と107億ドル(約1兆2,840億円!)の利益がアップルにもたらされました。

グラフをみてみると、2008年のiOS端末発売から、順調に販売台数を増やしていっているのに対して、Windows PCはあまり変化がない状態が続いています。

なお、世界的にみるとiOSよりシェアの高いAndroidは2012年3月にWindows PCを追い越していると報じています。

そんなWindows陣営ですが、本当にもうすぐの7月29日に「Windows 10」のリリースが迫っています。

新しいOSに合わせた「新しい機種」の情報がなかなか得られませんが、アメリカ/マイクロソフトによると世界各国のメーカーが約2,000機種に及ぶ製品を準備しているとのことです。

様々なプラットフォームに対応するOSだけあって、かなりの数が出てきそうです。

この「大量」の製品登場により、AndroidやiOSに抜かれてしまった年間販売台数を逆転させることが出来るでしょうか。

今後のWindows製品登場を見届けたいと思います。

リリース日である7月29日には「Windows 10公開記念」イベントを日本を含む13ヶ国の都市で開催するとマイクロソフトはアナウンスしています。

OS製品の発売についてはリリース後の8月1日になる「DSP版」の発売に合わせ、秋葉原で前日夜から『DSP版Windows 10発売記念前夜祭』が開催される模様です。

パッケージ版の発売は8月16日です。

因みに「MobiControl」も「Windows 10」のリリースに合わせた作り込みを行っていますので、まもなく対応版のお知らせをアナウンスできるかと思います。