裾野が拡がる

Android端末は様々なメーカーが参入しているので、超高級機から低価格機まで、非常にバラエティに富んでいます。

超高級機の代表では英国/Vertu社のAndroidスマートフォン。

ハイスペックな内容と贅を尽くした外装、独自のサービスなどで、約120万円から約250万円の販売価格だったりします。

一方、世界規模で見渡すと、一般電話網(つまり、電線ですね)の整備が進まない国や地域がたくさんあります。

「Last One Mile」をどうするか、が課題だったりします。

そこで、「Last One Mile」を補完する技術として、「無線」によってインフラ整備を進めようという考えが出てきました。

それでも尚、端末価格は高く維持するのに大変な国や地域があります。

これらの国や地域に希望の端末が登場しました。

インド/Ringing Bells社は僅か「4USドル」という、非常に低廉なスマートフォン「Freedom 251」の発売を発表しました。

今年始めに発表自体はしていましたが、告知用の端末画像と実際の端末デザインが全然違っていたり、実際の端末は実は他社製品だったり、アプリアイコンが某端末のパクリっぽかったりと散々な状況でしたが、「本当に」発売するみたいです。

960pix × 540pixの4インチディスプレイに、1.3GHzのクアッドコアSOC、1GBのRAMと8GBのストレージ、メインカメラは8Mピクセルで外部ストレージにも対応しているなど、非常に「まとも」なスペックとなっています。

あまりにも安い提供価格には、搭載アプリメーカーかのキックバックで実現している様ですが、それでも出荷ごとの赤字は避けられない様子。

Ringing Bells社は政府に支援を求めている様です。

実際に端末は用意されている様なので、後はどれだけ体力が持つか、注目したいと思います。
(http://www.freedom251.com/がリダイレクトされるのが気になりますが・・・)

期待の端末

「素」の状態のAndroidリファレンスモデルとして、「Nexus」シリーズは一定の人気を保っています。

2010年1月に発売された初代「Nexus One」は開発者向けという立ち位置でした。

その後、「Nexus S」「Galaxy Nexus」と続き、「Glaxy Nexus」は日本でも発売されたこともあり、「Nexus」シリーズの認知に貢献したモデルとなっています。

「Nexus 4」と「Nexus 5」はコストパフォーマンスの高さと安定した挙動から人気に拍車をかけたモデルでした。

引き続き、「Nexus 6」「Nexus 5X」「Nexus 6P」とNexusシリーズのスマホが登場しましたが、端末価格が上がり、以前の端末ほどの出荷とはなっていない様です。

しかし、今では開発者以外にも手にされる端末となっています。

タブレットでも展開し、初代として「Nexus 7(2012)」が発売され、この端末もコストパフォーマンスの高さから人気が出ました。

その後、ディスプレイサイズを上げた「Nexus 10」、2代目「Nexus 7(2013)」と「Nexus 9」が登場しましたが、初代ほどの出荷にはなっていない様です。

この「Nexus」シリーズは「リファレンスモデル」とはいえ、端末メーカーに製造委託したモデルなので、全ての部分についてGoogleがコントロールしていた訳ではありませんでした。

ここに来て、Googleは完全なコントロール下にある端末を用意するつもりの様です。

年内にも「完全純正」な端末が登場しそうです。

どの様な端末が出てくるのか、楽しみな部分がありますが、一時期開発が中断された「Project Ara」が該当するのでしょうか。

楽しみに待ちたいと思います。

一方で、「Nexus」シリーズも継続して発売される様で、次期端末は2種類で「HTC」製が濃厚とのこと。

その他、片方のモデルでは「Huawei」製も取り沙汰されています。

次期モデルではコスパの高い端末を期待します。

そして、SDカードスロット搭載を希望します。

防げるか

Android端末にアプリをインストールする方法は幾つかあります。

基本は「Google Play Store」からのアプリダウンロードとインストールになるでしょうが、AmazonにもAndroid端末向けのストアが存在しますし、その他の類似ストアも存在します。

また、ストア以外からもアプリをインストールする方法も存在します。

これらの方法では端末を特に弄って(Root化)いなくても、インストールが可能です。

セキュリティを気にするなら、大元の「Google Play Store」からのみがいいでしょう。

GoogleはPlay Storeに載せるアプリの審査を厳格化しています。

ところが、この「Google Play Store」に危険なアプリが存在していました。

トレンドマイクロ社は6月21日、「Goodless」と呼ばれるマルウェアが出回っていことを発見したと発表しました。

このマルウェアはAndroidの脆弱性を突いて端末を「Root化」し、これをきっかけに悪意のあるアプリをインストールするというものです。

OSバージョン「5.1」(Lollipop)までのAndroid端末が対象となる様なので、影響範囲はかなり広範囲になります。

Android_OS

2016年6月6日の時点で最新OSである「6.0」(Marshmallow)は「10.1%」しかないので、約9割に影響が出る可能性があります。

TrendMicro

国別の影響範囲ではインドが最も多く半数近くになっていて、日本は全体の「1.87%」。

恐ろしいことに、「正規」のアプリにコードのみ仕込まれることがあり、Googleのセキュリティチェックをすり抜けて「Google Play Store」に載ってしまうこと。

開発者証明書が同じ場合、知らずにアップデートされてしまう恐れもあります。

Wi-Fi設定アプリや懐中電灯アプリなど、ユーティリティ系のアプリに多く見られる様なので、注意が必要です。

因みに「MobiControl」では、Android端末で実行される『ルート化』やiOS端末向けで実行される『Jailbreak』に対し、検知機能を備えています。

JB_Root

該当する端末が出てきた場合、管理コンソール内の「ダッシュボード」で表示して対象端末を特定することや予め通知を設定しておけば管理者へのアラートメールを発報させることが出来ます。

更に、「隔離」や「管理」といったグループを一般のグループより抑制的な設定で作成しておいて、この抑制的なグループへ「自動的」に端末移動させることも可能です。

「自動的」に移動させられた端末は抑制的な設定が「自動的」に反映され、制御されます。

「ルート化」や「Jailbreak」された端末の検知と同時に必要な設定が「自動的」に実行されるので、管理者が常にモニタリングする必要がありません。

アラートを受け取った時に確認すれば大丈夫です。

やっぱり

アメリカ/アップルはサンフランシスコの「Bill Graham Civic Auditorium」で現地時間の6月13日から技術者向けカンファレンス「WWDC 2016」を開催しました。

そして、今年のこの場では「iOS 10」が発表されました。

「iOS 10」のコンシューマー向けリリースは秋ごろの予定ですが、機能内容にはアップルの純正アプリを「remove」可能とあり、非常に期待が持てる内容でした。

その他に「Siri」がサードパーティに開放され、Siriに対応したアプリであれば、Siriから実行が可能になる様です。

写真アプリは人工知能が導入され、様々な切り口で写真が分類されます。

アップル謹製の地図アプリ登場時は散々でしたが、どんどんブラッシュアップされていき、このアプリもサードパーティに開放され、地図アプリからサードパーティ製アプリを利用することが可能となります。

ロックスクリーンはより豊富な通知を可能にし、「3D Touch」と合わせてより機能的になります。

電話機能も強化され、留守番電話機能では録音された内容をテキストに変換する機能も備わります。

と、気になる機能は上記ですが、今回のアップデートは「史上最大」の様で、まだまだ出てくる機能があります。

ところで、「プリインアプリの削除」です。

ホーム画面をシンプルにしたいため、なるべくアイコン表示を少なくしたいので、非常に喜ばしい機能で歓迎していました。

が、やはり「ぬか喜び」だった様です。

以前のSamsungの時と同じ様に、「削除」できない様です。

「remove」は「home screen」からの「remove」を意味していた様で、OS内には残る仕様だそうです。

ホーム画面からは「消える」ので、シンプル画面を求めるには十分なのですが、ちょっと「気持ち悪い」感じがします。

新しいOS発表の中に残念なお知らせがありました。

ところで、MobiControlも新しいiOSリリースに向けて開発を続けており、iOSリリースとほぼ同時の対応を目指していますので、状況が分かり次第お知らせしたいと思います。

身近な情報流出

今月14日、JTBは子会社のサーバーに外部から不正アクセスがあり、約793万人分の顧客情報が流出した可能性があると発表しました。

流出した可能性があるのは「るるぶトラベル」などのグループ内外でオンライン予約した顧客の個人情報で、氏名・生年月日・住所・電話番号・パスポート情報が含まれています。

NTTドコモの旅行サービス「dトラベル」を利用した33万件の情報も含まれているようです。

クレジットカードや銀行口座の情報は含んでいないとのことですが、これだけの項目が流出した可能性があると言われたら、不安になりますね。

また、今年4月にはエイベックスが不正アクセスにより35万件の個人情報が流出した可能性があると発表されました。

こちらはキャンペーンの応募者データ等で、名前・住所・メールアドレス・電話番号が流出した可能性があるとのこと。

どちらも一般の消費者が巻き込まれる大きなニュースとなりました。

筆者の周りでも、これらの個人情報流出の対象者になってしまった人が数名いて、対応に追われていました。

買い物や予約など、日常生活で個人情報を入力・記述することが必須になる場面も多いかと思いますが、個人でできる対策も忘れずに行いたいですね。