期待と残念さ

近頃、お手軽なミドルレンジのコストパフォーマンスに優れたAndroid端末が増えてきて、選択肢が拡がっています。

満を持して、になるのでしょか、ASUS社が日本で新しい端末を発表しました。

zenfone3

「Zenfone 3」です。

5.2インチ(1920pix × 1080pix)のディスプレイはエッジも少なく、2.5D加工されています。

Snapdragon 625(2GHzのオクタコア)CPUとAdreno 506のチップセットを搭載し、メモリーは3GB、ストレージ容量は32GBですが、microSDカードスロットにより、2TBまで拡張が可能です。
(2TBのmicroSDカードって出ていましたっけ?)

メインカメラは1600万画素でレーザーAFを含む3つのオートフォーカスと光学式手ブレ補正により、素早いピントとブレのない綺麗な写真が撮れそうです。

フロントカメラは800万画素でF2.0と結構明るく撮れます。

特徴的なのが、幅広いバンド対応で日本の通信キャリアが提供している多くの周波数帯で利用できることと、DSDS(デュアルシム/デュアルスタンバイ)で、2つのSIMを同時利用、同時待ち受けに出来ます。

片方を「通話専用」、もう片方を「データ専用」としてSIMの使い分けが可能です。

非常に魅力的な端末で、これからの発売(10月7日)が楽しみです。

ところで、迷走しているのが「BlackBerry」。

かつては独自の「BlackBerry OS」に物理キーボードを搭載した端末を出していて、端末セキュリティも高いため、一定の人気がありました。

ところが、AndroidやiPhoneの飛躍的な伸びに対して遅れを取ってしまっていました。

物理キーボードを無くした、いわゆるスマートフォンらしい端末を出しましたが、物理キーボードを無くしたことが仇となったのか、ぱっとしませんでした。

起死回生とばかりに、自社OSをやめて、Android OSを搭載した端末を出しました。

ところが、この路線変更も上手く行かなかった様です。

とうとう端末の自社開発を諦めた様です。

スマートフォン自体の発売は続けていく様なので、完全撤退という訳ではありませんが、ちょっとした残念さを感じます。

ミドルレンジがいい感じ

国内でMVNO(仮想移動体通信事業者)が増えてきた事に伴い、端末も自由度が増した「SIMフリー機」が増えてきました。

今ではSIMフリー端末というと、海外からの製品がほとんどで、技適(技術基準適合証明、または認定)を通していないため、国内利用ができない状況でしたが、最近は技適を通したSIMフリー端末が多く出てきているので、国内利用でも活躍しています。

インナーの部品の性能も格段と上がっているため、ミドルレンジの端末でも十分な機能と性能を有しています。

中国/Huaweiは本日(9/28)、ミドルレンジのAndroid端末となる「honor 8」を発売しました。

honor_8

OSは「6.0」(Marshmallow)を搭載し、5.2インチ(1920pix × 1080pix)のディスプレイ。

チップセットはオクタコアのHisilicon Kirin 950(2.3GHz×4 + 1.8GHz×4)、RAMは4GBでストレージは32GB、Micro-SDスロットも搭載。

特質なのが、メインカメラで画素数は1200万画素ですが、ダブルレンズ(モノクロセンサーとカラーセンサー)により、F0.95~F16と幅広い絞りで表現力が大いに高まります。

インカメラは800万画素で「パーフェクトセルフィーモード」で綺麗な自撮りが可能に。

モトローラ・モビリティ・ジャパンは「Motorola」ブランドのAndroid端末、「Moto Z Play」の予約受付を開始し、10中旬から出荷を開始するとのこと。

moto_z_play

OSは「6.0.1」(Marshmallow)を搭載し、5.5インチ(1920pix × 1080pix)のディスプレイ。

チップセットはオクタコアのSnapdragon 625(2.0GHz)、RAMは3GBでストレージは32GB、Micro-SDスロットも搭載。

特徴的なのが、「Moto Mods」という別パーツを付けることにより、音響を良くしたり、プロジェクターを利用したり、より高性能なカメラモジュールで写真撮りを楽しんだり、と拡張性がある部分です。

取り付けはマグネットで簡単に行えるとのことなので、シーンにあった使い方がより便利に、より高機能に楽しめそうです。

ロボットが街に…

お掃除ロボット「ルンバ」が普及し、「Pepper」が接客をする時代になりました。

ハウステンボスが開業したロボットが接客する「変なホテル」は、客室稼働率が毎月100%近い高水準が続いています。

そんな大人気のロボットですが、10月からJR東日本と日立製作所が東京駅構内で、ロボットを使用した接客サービスの実験を行うと発表しました。

ここで使用されるのは対話型のヒューマノイドロボット「EMIEW3」で、訪日外国人との質疑応答をテストします。

emiew

 

 

 

 

 

 

 

「EMIEW3」は列車時刻の発着時間の案内や、外貨両替所やコインロッカー、トイレの位置だけでなく、東京駅周辺の観光名所も案内できるといいます。

日本語、英語、中国語に対応した音声案内の他、併設したディスプレイでも表示するので、問題解決までの時間も人に尋ねるより短縮されるでしょう。

労働人口が減少している日本では生産性を高めることが急務なので、ロボットや人工知能の活躍は今後一層期待されそうです。

アップデートはお済みですか

9月14日に「iOS 10」がリリースされ、「メッセージ」「Siri」「マップ」「写真」「ホーム」「Apple Music」「Apple News」「電話」とその他を含め数多くのアップデートがありました。

ところがこのiOS10、パスワード保護メカニズムが前バージョンより脆弱になっている模様。

これまでのバージョンでは、パスワードをiTunes経由でPCにバックアップする際に平文をハッシュ化して保管し、ハッシュ関数を数千回~1万回に亘って掛けていた(「PBKDF2」)そうですが、iOS10からは「SHA-256」というアルゴリズムを採用。

「SHA-256」ではハッシュ化処理が1回キリ。

ios10_security
Data by ELCOMSOFT

ちょっと古いIntel i5マシンでのパスワード抜き出し処理にかかる件数でも、iOS9では「2,400件」だったのに対して、iOS10では「6,000,000件」だったとのこと。

実に「2,500倍」の開きがあります。

それだけ、iOS10の脆弱性が高いということです。

なお、この件について、Apple社は「調査中」としており、セキュリティアップデートで対応する予定とのこと。

そんなiOSですが、「iOS 10.0.2」がリリースされました。

img_0003

・ベッドフォンのオーディオコントロールが一時的にうまく動かない問題に対処

・iCloudフォトライブラリをオンにしたとき”写真”が終了してしまう問題を修正

ということです。

脆弱性を埋めるために、こまめなアップデートを心掛けたいですが、アップデート版の情報をよく調べつつ、アップデートは注意して行って下さい。

意識を高めに

このブログではモバイルデバイスに関するセキュリティ情報を載せたりしていますが、モバイルデバイス以外にも深刻な状況が生まれている様です。

脅威として槍玉に上がっているのが「ランサムウェア」です。

このマルウェアは対象となる端末や機器に侵入するとデータを暗号化してしまいます。

そして、「手数料」(身代金)を払わないと暗号の解除を行わない旨の脅迫が付いてきます。

非常に質が悪いですね。

セキュリティ対策企業の「トレンドマイクロ」社はこの脅威に対する調査「企業におけるランサムウェア実態調査 2016」を実施し、公表しました。

調査結果によると、「ランサムウェアの被害の可能性」について、「34.8%」が「ない」と回答。

可能性の真っ向からの否定が1/3もあったことに驚きました。

次に「ランサムウェア対策」については「33.3%」が「導入している」との回答。

こちらは「対策済み」が1/3と、非常に疎かな状況が浮かび上がります。

また、実際に被害に合った場合に身代金を払った割合が「62.6%」あり、その金額も「300万円」以上の割合が「57.9%」と被害に合った場合に高額な支払いが発生していることが分かります。

この調査では「ランサムウェア」に対しての認識が低く、かつ対策の情報が浸透していない状況で、実際に被害にあった場合は相当な金額が必要となっていることが分かりました。

なお、英国でも同様な調査を行っていて、ランサムウェアに感染した場合に身代金を払うつもりがない、と回答した英国企業の割合は「74%」と高い結果に(ケチ?)。

ところが、実際に感染すると「65%」の企業が身代金を払っていた事実が明らかになりました。

更に、5社に1社は「身代金を払った」にもかかわらず、データを「復旧できない」状況にもある様です。

ランサムウェアへの対応、対策はすぐに始めましよう。

同時にバックアップも忘れずに。