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日本でも考えてほしい

先日はMVNOの拡がりと「3G」通信の終焉について記事にしました。

また、訪日外国人が快適にデータ通信ができる状況が進んでいることも記事にしています。

今回は香港の事例をご紹介。

かつては、発着陸の難しさで有名だった香港の国際空港がありました(啓徳空港)が、現在は移転して香港国際空港が稼働しています。

アジアのハブとなる空港として、立派なターミナルですが、香港到着後の到着ロビーにSIMを扱うお店が幾つかあります(コンビニでも買えるとか・・・)。

ここで販売しているSIMで使い勝手がいいのが、「Discover Hong Kong Tourist SIM」です。

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香港政府観光局のサイトにも記載されているSIMです。

8日間、5GB利用できる118香港ドルのSIMはLTEでデータ通信ができ、香港域内では無料通話、海外向けでも格安の通話が可能です。

また、48香港ドル分の「空き」が含まれていて、「マカオ」でのローミング(40香港ドル/日)も可能となります。

SIMを挿してすぐにアクティベーションができるので、購入直後からデータ通信が可能になります。

マカオでのローミングは大変に助かりました。

片や、香港内のみですが、「無料」で使い勝手のいいのが、「i-Sim」です。

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香港空港到着ロビーに出て、左奥の方に「A08」というブースがあります。

このブースでSIMは「無料」で配られています(スムーズな受け取りのため、i-Simのサイトで予めの登録をした方がいいかもしれません)。

SIMを利用するには、App StoreかGoogle Playから『i-Sim』をダウンロード/インストールする必要があります(これも予めインストールした方がいいかもしれません)。

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データ通信までの設定はブース担当者が行ってくれるので、何もする必要がありません。

データ通信をする場合は立ち上げたi-Simアプリの下部にある「電波マーク」をタップします。

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利用可能なデータ量が表示されますが、最初は当然「0MB」(0%)。

画面下にある広告をタップし、表示をしばらく眺めた後、閉じると利用可能なデータ量が増加します。

1タップあたり、8MB程度で100%まで160MBを貯めることができます。

データ通信(香港域内なら通話もできます)するたびに%(MB)表示が減っていきますが、広告をタップすれば上限まで貯めることができるので、実質無制限ですね。

「無料」で利用できるという点が非常に素晴らしく、重宝しました。

来日する外国人向けにこの様なSIMが利用できる様になると、更なる魅力が出てくると思うのですが。

香港での出来事でした。

もっと便利に

最近では1ヶ月あたりコストの安さから、MVNO(仮想移動通信事業者)が提供するSIMの利用が増えています。

とりわけ、データ通信だけを考えるとMVNOの安さは魅力的です。

ただ、シェアとしてはまだまだな様で、株式会社MM総研によると、MVNOが提供する「独自サービス型SIM」は2015年3月時点で「326万回線」となっていて前年同期に比べ、88.4%の伸び率とのこと。

それにしても、選択肢が増えることはいいことです。

総務省も月額料金の値下げや割引優遇制度の見直しを考えていて、12月中にも結論をまとめる様です。

更に選択肢が増えるニュースもありました。

アメリカ/アップルは1枚のSIMで通信事業者の切り替えを可能とした魔法のようなSIM「Apple SIM」のサービスをアメリカで昨年末から開始していましたが、とうとう日本でも利用できることに。

KDDIが日本初のApple SIM対応を発表し、日本国内でApple SIMを対象端末に挿入すると、サービス事業者としてKDDIが表示される様になりました。

この対象端末は今のところ、「iPad Pro Wi-Fi + Cellularモデル」「iPad Air 2 Wi-Fi + Cellularモデル」「iPad mini 4 Wi-Fi + Cellularモデル」「iPad mini 3 Wi-Fi + Cellularモデル」の4機種のみ。

通信キャリアが提供するiPadは基本的に日本国内のみSIMロックが掛かっている状況なので、これら端末を海外へ持っていく際は、現地事業者のSIMが利用できるので、ローミングコストを考えなくても済みます。

iPhoneも同様な取り組みが行われれば、使い勝手が大幅に向上しそうです。

今はKDDIのみの対応ですが、MVNOを含む様々な事業者が参加すれば、更に利便性が増します。

この様に「1枚のSIMで済ます」という考えはGoogleも持っていて、「Project Fi」という通信に関するプロジェクトを立ち上げています。

「Project Fi」では120ヶ国を網羅し、LTE(4G)回線と公衆Wi-Fi回線をシームレスにハンドオーバーして、通信時のストレスを軽減させようとという試みを持っています。

利用料金も比較的低廉なので、ローンチされた際はApple SIM以上の利便性を提供しそうです。

海外の便利な事例も参考に、通信環境が増々便利になっていくことは喜ばしいことです。

電力消費のはなし

2011年3月11日に東北地方太平洋沖で発生した「東日本大震災」によって、多数の発電所で打撃を受け、電力供給力が低下し、多くの地域で停電する事態になりました。

地震発生直後から2週間程度の期間、区切った地域を計画的に停電させる輪番停電も実施されました。

同年の夏には電力需要をカバーできないおそれが出てきたため、電力需要のピークカットを実施するなど未曾有の状況となりました。

その後、「節電意識」が高まり、電力需給は安定しています。

今では節電意識の高まりから、フィラメント球(白熱電球)がLED電球に置き換わり、大幅な節電を達成しています。

国内では白熱電球が生産終了となっています。

器具を変えて「節電」を行う、は分かりやすい行動ですが、器具を変える以外にも節電が実行できます。

日常利用するテレビやエアコンといった電化製品は「すぐ使える」様に、常にスタンバイしている状態を保っています。

この時消費する電力を「待機電力」といいます。

1ワット/時間(w/h)の待機電力の場合、年間約200円の電力料金が発生します(地域により異なります)。

因みにテレビの待機電力は「約0.5w/h」、エアコンは「約2.5w/h」らしいです。

PCだと、デスクトップ型でスリープ時の約3w/h。

節電を考えると、「こまめにコンセントを抜く」と考えそうですが、初回電源投入時に最大電力を消費したり(テレビやPC)、コンセント差し込み後すぐの運転でコンプレッサーを痛めたり(エアコン)などと一筋縄ではいかない様です。

PCの場合はどうでしょうか。

マイクロソフトが良い回答を出しています

これによると、「90分」が境になる様です。

90分以上利用しない様なら、「シャットダウン」の方が節電になるとか。

日頃はあまり気にしない「待機電力」ですが、日常の行動で何が効率的な節電に繋がるか考えてみるのもいいかもしれません。

旅行も便利に

日本でも観光政策に力を入れ始めたことから、年々来日観光客の数が増えています。

2014年には過去最高のインバウンド観光客として1,341万人が来日しましたが、2015年は9月時点の推計値で昨年を上回る1,448万人が訪れています(日本政府観光局集計9月値)。

2020年には東京オリンピックも開催されることを考えると、目標である2,000万人のインバウンド観光客も夢ではありません。

2,000万人を超えると世界で15番目くらいになる様です(1位はフランスで8,000万人超!)。

東京オリンピックに向けて宿泊提供の不足も懸念されています。

スマホの普及により、「いつでも、どこでも」データ通信が可能となり、便利にはなりましたが通信インフラの整備と利便性の向上も課題となりそうです。

海外でも色々な取り組みが行われていますが、日本でも公衆Wi-Fi網の整備が進められています。

またWi-Fi利用だけでなく、最近台頭してきている「MVNO」(仮想移動通信事業者)も積極的に「求めやすい」環境つくりを進めています。

Wi-Fiだと、「移動」しての利用が難しいので、SIM利用によるデータ通信は行動範囲を格段に拡げてくれます。

行動範囲の拡がりにより、都市部だけではなく、日本の隅々まで訪れて欲しいと思います。

海外ではさらに先を行くSIMが登場した模様。

やはり観光立国(地域?)の香港では外国人観光客向けに「無料で」SIMカードとデータ通信が可能な「i-Sim」の提供を始めました。

iSim

この取組みの素晴らしいところは、利用者に「広告を見せる」ことによって広告収入で運営が賄われる点にあります。

利用者、運営者ともに「広告」の介在によってコストの意識がほぼ無くなる様に設計されています。

スタート時点では香港のみの提供ですが、今後「マカオ」「台湾」も提供地域に含まれる様になるとのこと。

素晴らしい取り組みのお知らせでした。

MVNOの拡大が始まる

先日にMVNO向けスマホが色々と登場することを記事にしましたが、データや通話プランでも勢いを増しています。

「MVNO」は仮想移動体通信事業者(Mobile Virtual Network Operator)といい、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク、ワイモバイルなどの移動体通信事業者(キャリア)から回線を借りて、自社サービスとして回線提供サービスを行っています。

2001年に始まった当初は対応範囲が狭かったり、通信スピードが遅かったり、「知られていない」という状況でしたが、現在は良く耳にする機会も増え、「MVNO」の利用者も随分と増えてきています。

昨年には通信キャリア自ら、子会社を通してMVNOとなっています。

元々、「MVNO」は通信キャリアから回線を「借りて」運営しているのでそれなりの制限がありました(契約にも依ります)が、ここにきて魅力的なプランが各社から出ています。

株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は料金プランの見直しを行い、各データプランの価格を据え置いた上で、制限値(超えると通信速度の低下となる)を増加させました。

3GB/900円、5GB/1,520円、10GB/2,560円(全て税抜き、金額は月額で最低金額のもの)とデータの使い勝手を向上させています。

また、MVNOでは初となる通話割引の「ファミリー通話割引」を4月1日から開始すると発表しています。

MVNOの通話プランが増えていましたが、データ通信料金に比べ「お得感」が乏しかったので、この発表はある程度のインパクトを与えるかもしれません。

フュージョン・コミュニケーションズ株式会社は「楽天モバイル」で展開するデータ通信可能なSIMで月額料金は据え置きで、より大容量の高速通信サービスを利用できる様に改定しています。

3.1GB/900円、5GB/1,450円、10GB/2,260円(全て税抜き、金額は月額で最低金額のもの)と他に比べ若干のデータ量上乗せと月額料金の低さで対抗しています。

NTTコミュニケーションズ株式会社は展開している「OCN モバイル ONE」で全てのコースのデータ通信容量を2015年4月1日より大幅拡大するとしています。

3GB/1,100円、5GB/1,450円、15GB/1,800円(全て税抜き、金額は月額で最低金額のもの)で制限値が増えるほど「お得感」が高くなっています。

更に、3GB/5GBのコースでは条件付きながら、Wi-Fiスポット接続のトライアルサービスも附帯しているので、データ通信の補完も与えられます。

この「トライアルサービス」は期間を延長して実施されるものなので、将来に亘っての保証はされていないので注意が必要です。

株式会社ハイホーは「hi-ho LTE typeD」シリーズおける高速通信可能なバンドルチャージを2015年4月1日から増量すると発表しています。

3GB/933円の月額コース、3GB/10,000円の年額コース、10GB/2,838円の月額ファミリーシェアコースなど。

「年払い」や「シェア」プランの構成で、他社との差別化を図っています。

上記各社は全て「LTE」対応です。

これからも他のMVNOが追従してくるかと思いますので、お得な情報があればお知らせしていきたいと思います。

因みに、「MobiControl」は通信会社(SIM)に依拠せず端末管理が可能ですので、キャリア回線そのものやMVNO回線、または海外事業者回線でも、通信が確立していれば効率的な端末管理と運用が可能となります。